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スペードの国のアリス〜White〜 全ルート感想 ネタバレあり

 ブラッド=デュプレ最推し、無印ハトアリとツインの薔薇園エンドを至高と思っている女がプレイする、スペードの国のアリス感想メモです。はるか昔にPC版ハトアリ・クロアリをやっていました。

 フルコンプ済み :ハート(新装版)、ツイン
 プレイ途中   :クローバー(新装版)
 未プレイ    :ジョーカー、おもちゃ箱、ダイヤ、ミラー

 ネタバレしかありません。未プレイ作品の中身もおおよそネタバレを把握しているので、そこにも言及することがあります。
 プレイしながら実況形式で書き加えている感想メモなので、途中途中に謎考察→自己完結みたいなところがあったりなかったり。

 

 

共通ルート

 キャラクターがそれぞれ時間を司ってるってことってそんな簡単に明かして良い情報だったんだ?!
 初回の帽子屋訪問のときにディーとダムを選んだからかわからないけど、自分たちとは別の双子(ハンプティとダンプティ)のこともまじえて教えてくれてなるほどな〜となった。
 世界線というか軸というか都計盤が違う世界がいくつも並行的に存在していて(並行世界の自分がたくさんいて)、けれど、それぞれの軸の記憶はおおよそ共有されるってことだよね?ハンプティとダンプティみたいにポジションは同じだけど存在は違うっていう理由で共有されないこともあるけど。
 引越しのことも土地が回るっていう認識だったけど、求められる仕事が異なる盤がいくつもあって、それに適合する役割をもったキャラが当てはめられるっていうので納得。
 ややこしいし難しいけど設定として最高におもしろくて好き。


クイン=シルバー(2021.11.14)

 ブラッドやエースとはまた違った、おだやかにニコニコしながら腹の中にいちもつ抱えた性悪。
 宗教が絡む分ブラッドよりタチ悪い気がしなくもない。
 全体的に糖度が一切なくてクインがアリスに執着する理由もそんなに描写されないのに(冒頭でアリスが白の領土に滞在するのを断るし)、死ぬほど早くベッドインかまして爛れた関係のまま進んでいったのは笑った。いつかのブラッドデュプレ並みに早かった。お前らCERO:Cの乙女ゲでセフレすんな!!!

 しかし相変わらず他キャラ√に出てくるブラッドデュプレが好きすぎる。
 こんなに、クインはブラッドに匹敵するくらいの賢い男ですよ! ってアピールされてるのに、ブラッドに一言二言いわれて不機嫌になっちゃうクインよ……。ブラッドデュプレ、存在が強すぎでは……???

 クインがアリスを聖女に仕立て上げようとしているときの銃撃戦で、アリス、弾がスローになってみえる→クインの「この世界の一部になりかけている」発言=アリスが顔なし(or役持ち)になるフラグ……?
 聖女として存在を確立させることで、アリスが顔なしになることを防ごうとしてるのか? でも会ってそんな時間が経ってないようなクインが、そんなにアリスのこと気にかける……? 記憶喪失以前から知り合いのメンツならまだしも。
→全然違っててわらう。完全に自分のためにアリスを聖女に仕立て上げようとしてたわ。

 一度はめたら外せない呪いの婚約指輪おもしろすぎる。
 結婚っていったらハトアリのときのブラッド√思い出すけど、まさかクインに結婚を強要されるとは……。

 ルイスキャロルお前午後3時を司るひとじゃん!!!!ペーターポジじゃん!!!!!!
 あとクインはエースに近い感じの、愛じゃなくて執着でことを推し進めてくるタイプの男だった。
 クインが2時を司ってて(≒クイーンQueenだし)ビバルディと同じポジションだとするならば、クインが崇拝した男(≒愛した人)は12時(キング)ポジにいたひとなのでは?
 そうするとハンニバルは7時? でもハンニバルは王様って度々言われてるしやっぱ12時? ハンニバルの前にライオンとしてキングの役持ちだった男が、クインが崇拝してたひとなのかも?

 聖女ポジを確立させるための司祭になる式典をアリスがぶち壊すのは良いんだけど、顔なしのひとたちは、アリスがクインとハンニバルに二股かけてる女だって思ったままだよな? もう白の領土に滞在し続けられなくない? 説明したところで絶対クインに盲信的な信者に暗殺されると思うんだが……。
→教団のひとたちに説明したみたいな描写あったけど絶対反発おきるでしょ。信頼回復のためにこういう施策を!みたいなこと言ってたけど、信頼を得るステージに入る前に後ろからグサッと刺されそう。それか領民から握手を求められて応えたときに刺される。
 そもそもアリスって、教団をぶっ壊してイチから作り直す! みたいな正ヒロインムーブするか? とちょっと思った。

 クインの理想の人って腹違いの兄?! 一瞬、姉にコンプレックスをもってるアリスと同じタイプか!? と思ったけど違った。
 結局執着が信仰を経て愛に変わったということで良いんですか?
 ノーマルエンドは執着のまま監禁、グッドエンドはアリスを死んだ兄に重ねた信仰心、ベストエンドが愛って感じかな?

 クイン=シルバーとかいう闇を抱えた男がまたひとり爆誕してしまった気がする。死んでしまった兄にクソデカ感情抱いている男とか厄介すぎないか?このへんブラッドの家族構成に寄せてきてる……?
 時間の世界の住人がクインの過去を知ってるってことは、クインの兄も時間の世界にいたってことか?
 時間が凍ればいいのにって思った瞬間は兄が死ぬより前? それともそう思った瞬間(≒兄が死ぬ直前)が切り取られて兄と一緒に時間の世界にきたのかな。また深掘りが必要な男ですよこいつは……。

 全然√と関係ないけど白の領土のアリスの部屋めちゃくちゃかわいくて好き。


エリオット=マーチ(2021.11.14)

 冒頭からにんじん談義でおもしろかわいい。
 引越しを経て、たしかな繋がりをもとめて必死になるうさちゃん、かわいい。自室でアリスのことを見上げてくるスチル、はちゃめちゃかわいい。かわいいしか言ってないがウサギさんはかわいいので仕方がない。
 エリオットとナイトメアの微妙にずれてる「尊敬される上司」論争とても好き。
 八つ当たりがしたくて、相手に喧嘩ふっかけてもらいにくるエース、さすが執着心の権化。
 なんだかんだエリオットも執着心の男になりかけてないか……?

 麦畑はジョカアリで出てきた?とこ?か? エリオットが時計を壊して捕まって、それをブラッドが助けたことは知ってたけど 親友の件を深掘りされたのはこれが初出なのかな?

 エリオットマーチいちいちスチルが可愛すぎないか? スワッグいっしょにつくってくれるウサギさんのかわいさプライスレス。

 エースめちゃめちゃ出てくるじゃん!!! 他の帽子屋メンバー√でもそうなのか?????
 ダイヤとミラー未プレイであまりにもエースへの造詣が深くないので、早くプレイしなければという気持ちに駆られる。

 お耳さわるスチル最高。クイン√を一番はじめにプレイしたからあんまり気にしてなかったけど、他の住人にはアリスと過ごした記憶があるし、アリスはそれを忘れてるんだよな〜。で、エリオットは一度クローバーの引越しでアリスが弾かれたあとの再会だから、離別を知ってるし、なんならエリオットは「代わりのきかないもの」の重さを知ってるから余計に繋がりを求めちゃうのかな。

 だから!!!他キャラ√に出てくるブラッド=デュプレかっこよすぎるんだってば!!! 「代わりのきかないもの」を求めるエリオットをそばに置いて自身の戒めとする、代わりのきかないはずの姉の幻影を作り出してしまったブラッド……つらすぎ…………

 全方位八つ当たりマシーン:エース

 エリオットのスチルどれもかなり刺さる 全方位八つ当たりマシーンエースのあとの抱き締めスチルやばくないか??? 顔がよい………………
 次作にあるであろう、全方位八つ当たりマシーンと化してるエースの√がもうヤバい気配しかしない。
 そもそもこの当て馬エースはディーダム√でもあるのか??? ユリウスに因縁あるエリオットだから、エースは絡んできてるの??? シナリオ4〜5割エース出てきてなかった???
 ユリウスいないしアリスに忘れられてるしで凶暴化してるエースこわすぎる。アリスは泣いていい。
→ミラーでアリスが「あなたのことを忘れない」と言ったらしいので、エースが荒れてるのはしょうがねえよ……忘れるなよアリス………………

 エリオット√はだいたい毎回糖度が高いと思ってるんだけど今回もかなり高かった。
 クインに結婚させられそうになったときは「結婚したくね〜!ブラッドたすけて〜〜!!!私ブラッドとハートの国で結婚したのに〜〜〜!!!!」という気持ちでいっぱいだったけど、エリオットは8〜9th rouletteあたりからもう既に 結婚しようか???ってずっと思っていた。
 結婚おめでとう!!!アリスの心臓が時計になってもずっと一緒にいような……!!!(ベストエンド)

 元いた世界じゃなくて、時間の世界に対して責任感をもつノーマルエンド、帽子屋ファミリーの構成員としてエリオットとの繋がりをもつグッドエンドって感じかな。
 やっぱり他√に出てくるブラッドはマフィア然としていて格好良さが飛び抜けてるんだよな……。血の契約するときはシンプルなスーツ着るブラッドデュプレあまりにもしんどい。
 しかし帽子屋の構成員になったらもう気軽に他領土には遊びにいけないし、うっかり内情も喋れないし、完全に帽子屋に骨を埋めますってことになるんだな〜と思った。マフィアだからそれはそうなんだけれども。

 エリオットが終始かわいいしカッコよかった。アリスから好きだって言ったり結婚の話出したりしても、絶対に「オレから言い直させてくれ!」って言うし、今までのエリオットならアリスに見せないようにしていたマフィアの血生臭いアレコレをわざわざ見せて、どんな危険な状況でも絶対に守るから目を逸らすなってムリヤリ現実見させてくるの、あまりにも“三月”ウサギだった。

 エリオットってにんじんだったり話が通じない方向にイカレてたけど、アリスを繋ぎ止めるために手段を選ばない面でイカレるの最高だな……

 そういえばクイン√で、催しのときのアリスのドレスをクインが見繕ったみたいな話が出てて、白の領土はクインもルイスも赤っぽい衣装なのにアリスはブルーなんだ……?って思ってたけど、全ルート共通で同じブルーのドレスだったぽくて泣いた。
 ハートの国の催しで舞踏会のドレスが滞在地ごとに違ったのめちゃ良かったのに…………
 でも全領土の中でブルーを衣装に取り入れているのが帽子屋だけだったので、やはりブラッドデュプレは罪作りな男だなと思うなどした。


ディー・ダム(2021.11.15)

 

 声優さん変わってしまったねえ……。まあなんというか過去のロゼのあれこれを知ると、致し方なしというか継続してCV当ててくださってる声優さん有り難すぎるというか。
 声変わってもディーダムは相変わらずかわいい。が、やっぱ多少違和感というか、全体的にこの声質は子供の姿のときをイメージしすぎでは?みたいな印象。
 クローバーでは青年の姿だと声も低くなったし喋り方も多少大人っぽくなってたのに、今作最初から最後まで青年の姿でいるのに、声は子供のままって感じ。
 敵対勢力に対して声の温度低くして喋るシーンがいくつかあるんだけど、ずっとそのくらいの感じでもよかったな〜と思うなどした。

 ボリスに双子と一緒に会いに行く話、相変わらず悪友3人なかよしでかわいい。ディーダム√だとボリスが度々出てきてくれて癒される。
 クイン√もエリオット√も催しに向かう汽車のお迎えはナイトメアだったからディーダムもナイトメアだと思ったらボリスじゃん!!!!!! かわいい!!!!!!
 やはり悪友はセットでかわいい

 お金大好きなダムが躊躇いなくアリスに金を使ってくれるの、ほんとに身内認定してるんだなあと感じられて好き
 オイルランプ、最後までキーアイテムとして頻出すると思ってなかったし。

 双子といったらパジャマパーティーってくらい、夜にアリスか双子の部屋で寝るイベントあるよな。好きだけど、たぶん帽子屋屋敷から出たらどうやっても人を殺すシーンになってしまうからだろうなと思っている。ボリス以外の他領土キャラと絡ませたら絶対にアリスそっちのけで殺し合いに発展するだろうし。双子の世界は双子で完結しているので(あとブラッドとちょっとエリオット)。

 ディーダムの過去話を経て
 彼らはやっぱまだ子供なんだなあというか……。時間が凍ったときの精神のまま固定されてるのかな? でも他のメンバーは時間の世界で子供から大人に精神も成長してるっぽいし、ディーダムは「子供」っていう役割も持ってるのかもしれない。何度も何度も他キャラから「子供」って言われるし。

 「好き」を受け入れてもらえなかった双子から言われる「好き」の重みよ……
時間の世界にくる前のことをほぼ覚えていないからこそ、双子は今でも躊躇いなく好きなひとに手を伸ばせるんだろうなって思うとしんどい。

 ノーマルエンドは、結果的にハートの国の頃のエンディングに近いものになってた印象。
 いつ帰ってしまうかわからない不安から、この場に縛り付けておきたい。言葉ではもう好意もアリスの真意も伝わらないし、二度と彼らの不安は拭えない……みたいな。
 退廃的で救いようがなくて、優柔不断でうじうじしたアリスがその現実に流されて終わる。最高か???
 グッドエンドとベストエンドは結ばれてよかったね! 倫理観ぶっ壊れ3人で恋人おめでと!

 ディーダムとアリスが恋人になると面白くて退屈しないからもっとやれ!なブラッドデュプレ、相変わらずブレなくてとても良いと思います。

 クインもエリオットもディーダムもだけど、どうして時間の世界にきたのか的な過去情報が怒涛の勢いで開示されてて、アリスシリーズの風呂敷たたむぞ!という気概が感じられる。
 ダイヤとミラーではエース、ツインでブラッドっていう1タイトルに1キャラだったのにここにきて3キャラよ。
 まあでもクインとエリオットは過去は過去でも時間の世界にきてからの過去っぽいからノーカン……?

 双子が時間の世界にきた理由が明かされたのは良かったけれども、双子が超能力者うんぬんの部分は現実世界のときの話なのにあまりにもオカルトでは? 迫害されてた理由づけがあんまり納得できなかった。
 「好きなひとにほど嫌われる」状況をつくりだす為なんだろうけど、触れたら心読めるって……リアリスト代表のアリスもすんなり受け入れちゃってるし、え???って思ったポイント。
 それなら、一卵性双生児はその村で不吉なものとされてたから1人の人間をディーとダムで変わるがわる演じてて、ある時それが友達にばれてあっという間に村に広がり両親も責め立てられ、こんなことなら最初から貴方達を殺しておけば〜うんぬんからのブラッディツインズ爆誕とかでもよかった気がしないか……?知らんが。


ブラッド=デュプレ(2021.12.13)

 双子攻略後から時間が空いてしまった。
 個別√入って最初のスチルシーンから既に声が甘くて全然集中できない。やめてくれ。

 ルイスが当て馬ポジションになるのか?
 とにかくブラッドが全然手を出してこないし、見たくないものは見なくていいとか言って抱きしめて甘やかしてくるのドキドキするからやめてほしい。

 薔薇園のスチルーーーーーーー!!!!!!気合入ってるスチルだ……すごい……きれい…………。
 ハトアリの薔薇園エンドが至高女なので薔薇園に連れてきてくれるブラッドデュプレ愛おしすぎてやばい。
 夕方(ビバルディが好む時間帯)にわざわざアリスを誘って、ブラッドとビバルディとアリスしか存在を知らない秘密の薔薇園でお茶会。尊みの鎌足
 アリスも記憶を失ってるものの、スペードの国では他にこんな素晴らしい薔薇園はない(=他の国にはある)っていうのを理解してるのもまた……。

 もう6章なのに健全にチェスをしている。セクハラ脅迫結婚軟禁するブラッドデュプレが恋愛してる…………個別√入って中盤には既に事後描写が普通にある男が…………まだベッドインしてない……………今までで一番恋愛してるブラッドデュプレ…………………どういうことなの…………………。

 夜の薔薇園、姉弟のことも躊躇いなく話してくれるブラッドデュプレ、愛。
 薔薇園で3人で過ごしたことも教えてくれる。無理。好き。薔薇園エンドが来い。
 ブラッドが薔薇園をつくった理由話すのって初めてじゃない?ビバルディが薔薇の赤を見ればいくらか苛立ちがおさまるだろうと思ってつくったとか、お前………………。
 ブラッドの地雷=貴族
 そりゃね、自分の家が貧乏貴族で、ビバルディが売り飛ばされた先がいいとこの貴族だったんだからね、しょうがないね。

 ハートの鍵を渡してくれた。好き。

 待って、特別だって伝えてくれるシーン、あまりの尊さに一粒の雫がこぼれ落ちそれは川を流れ海となり、そうして我らの心を満たすのであった。
 ふざけてる場合じゃない、めちゃめちゃよい。ブラッドデュプレおまえ。ハートの国にいた頃から、触れたら止められなくなると分かっていたから一度も触れなかった、って、これまで早々に手を出してきてたのはそういうこと? もうだいぶ序盤からアリスのことが特別で、触れちゃったから歯止めがきかなくて一線超えてきてたってこと? おまえ、おまえ……………。
 しかも今までしてきた選択はもうしないと決めた(=アリスに伝えてなかった好意を素直に伝える)ってもうずるい。隠そうと思えば隠せるだけの能力があるのに、こっちがわかるように振る舞ってくるのずるすぎる。そんなの好きになっちゃうってば……。チャプター7最高。

 誰を見捨ててもいいから、ブラッドのためにここにいてくれ、って言えるエリオット。ほんとうにこの主従も複雑だけどお互い信頼し合ってるのが良いな。

 ブラッドとキスしてしまったことを思い悩むアリス面白すぎない? 前作までの“あったかもしれない未来”ではブラッドときみはさっさと一線越えるんですよ……むしろキスしかしてない現状が不思議なほどなんだよ…………。

 ブラッド、自分のことを好意的にとらえて慕ってくるひとのことを無碍にできない優しさを持ち合わせているところが好き。

 今さら気付いたけど、今の役持ち達が余所者だった頃のことを忘れてるのって、今のこのスペードのアリスみたいな状態を経てるってことか?!
 元いた世界のことをある日突然きれいさっぱり忘れて、でも帰らなきゃいけないと思いつつ、時間の世界に自分の居場所を見つけてしまったから、忘れたままで、もう自分が余所者だったことも記憶から消えていくの?
 「どこにも行かない」ことだけを忘れなければそれでいいっていうブラッドデュプレほんと…………。離別の苦しみを知っているからこそ出る言葉だよな。

 ベストエンド
 こんな、こんな神聖な事後描写がアリスシリーズにあっていいのか??? キュンキュンどころではない。結局エンディングまでキスだけしかしなかったの……? ブラッドが……? マジで……????
 ブラッドの「アリスが過去を忘れていて都合がいいと思っている」発言についてだけど、元の世界に帰りたいと思う要素(姉)のことを忘れてるからってことだよね? はじめ、ブラッドと同じ顔の先生のことを思い出して欲しくないのかと思ったけど、どっちかというと帰りたいと思ってしまう存在の方がブラッドにとっては疎ましいよな。

 攻略制限のあるブラッドのベストエンドに、さらに攻略制限のあるルイスの意味深な発言を入れることによってフルコンプを促そうとしてくる。フルコンプするけどね。
 あーーーーー!!!!やっぱり!!!思い出して欲しくない理由、家庭教師の男のことが理由だった!!!!!やっぱりな!!!!!!
 顔が同じだけの男の代わりにされるのはごめんだから、友達でいてくれたブラッド。
すごくまともな乙女ゲームをプレイした気分になった。乙女ゲームなんだけども。

 グッドエンド
 罪悪感ゲージが高いとグッドになるんだっけ?
 アリスへの優しさ<愛の重たさを全面に出したブラッドっていう感じだった。結婚するか?と思ったけど流石に結婚は前作でやってるからなかったね。
 ノーマルエンドは結局手を出しちゃったブラッドと、ブラッドの気持ちを認めないアリスとで、前作までのなし崩し肉体関係にもつれ込みそうな予感万歳な感じ。

 ブラッドデュプレが関わるエンディングは薔薇園エンドが至高だったけどスペードのベストエンドも並ぶくらい好きかもしれない。ほんとにめちゃくちゃ良かった。乙女ゲームしてた。
 ブラッドが手を触れることを我慢し続けた先に、さらにアリスが元カレを忘れるっていう事象が起こることで辿り着ける時間なんだなあ。と思ったけど、ブラッドが我慢できてる間に元カレを忘れないと結局堪えきれずに触れちゃってなし崩しパターンあるだろうから、一刻もはやく記憶喪失にならないとダメかもしれない。


ルイス=キャロル(2021.12.13〜)

 偽物のルイス=キャロルとは?
 唐突に出てくるペーター(ウサギバージョン)かわいいね。
 いつどんなときでも災害の目になるエース。

 まだチャプター3なのに流れるように同じ部屋で生活することになるアリスとルイス。
 時間の世界に組み込まれ始めると体に不調が出てくるんですね……?やっぱり心臓が時計に置き換わるからか……??

 スペードの国の騎士は白も黒も不安定。
 エースやはり全方位八つ当たりマシーンだな。しかもそれを受け流すことなく相対するポーズを取っちゃうルイス。案内人のことがやっぱ気になる?のかな?
 数字に強いって設定、はじめ聞いたときはふーんくらいに思ってたけど、時間の世界で数字に強いってことは「管理者」側に近い住人ってことじゃないか?! ジョーカーとかエースとかそっち。
 ルーレットでばんばん当てられるのも「数字」が関わってるかららしいけど、きっと何か作用してるんだな。

 アリスが泣いているのをみて、毛布を被せて、俺は傷付けてしまうかもしれないから涙は自分で拭いてください、ここにいますから。ってとてもよい。
 ルイスと一緒に寝てるっていう噂、誰にちょっかいかけられるのかと思ったらエース、お前だったか。思わず笑ってしまったわ。

 ルイスが引き込んだ側とは?!今ではクインが上に立っている、ということは宗教を始めたのがルイスってことか?

 ルイス√あまりにも vsダークライさせたい構図
 今彼ルイスvs案内人ペーターvs看守ジョーカー&処刑人エースvsダークライ
 しかしブラックさん相変わらず優しいな、今この時間を失ってもいいのか?ってそんな的確な。

 ベストエンド
 ルイスがブラッドの地雷踏んで「すぐには」殺したくないほど怒らせた……? だからわざと頭に弾が残るように一発ぶち込んで、死なないようにした……?
ビバルディとの姉弟関係のこととかか?
 ペーターはほんと、ペーター√じゃないときのアリスが時間の世界にいてくれさえいればいいっていう献身さが愛おしすぎる。
 ベッドシーンスチル2枚とかいう破格の待遇。

 グッドエンド
 白の領土でみんな仲良くなりました。ルイスとも恋人として過ごしていきます!みたいな……?

 ノーマルエンド
 恋人だけど前の世界のことを完全に振り切ったわけじゃない……って感じか?
 前向きにルイスとの時間を大事にしていきたいとは思ってるみたいな……?


ペーターエンド(ルイス√から分岐)

 心臓が時計だってそういえば説明されてなかったな?! ベースの認識だと思ってたから何にも不思議に思わなかったけど、アリスシリーズ初めてプレイする民はここで判明するわけね。

 罪悪感に囚われているから囚人な!!!ジョカアリ未プレイだからそのあたりの正確な認識ができてなかったんだけどようやく理解した。

 ペナルティで自分が消えた後釜にアリスを据えることも厭わないペーター。余所者から時間に置き換わるから記憶も綺麗さっぱりなくなっちゃうのね。
 案内人の彼は、道を見誤らない。この一文最高か?
 ナイトメアがペーターの手助けしてるんだろうなと思ってたけど駅メンバー全員そろってるとは。ルイス√中に帽子屋か駅か選ぶ選択肢あったけどこれは駅を選ぶのもこの√に繋がるのかな?
 ナイトメア以外へのペーター節久々に見ると笑える。

 もうこれ完全に真エンドじゃんスペアリ黒どうすんの?誰がこのエンディングを超えられるの???!
 なんだかんだいいつつペーターが愛しいというのは全ユーザー同じなのかもしれん……。
 いや誰がこのエンディングを超えられるのかって思ったけどエースとかいう全方位八つ当たりマシーンがいたわ……絶対そうだ……エースに攻略制限かかるんだ……。
 アリスシリーズってスペードで完結させるつもりなのかなあ。最終的にアリスも時間の世界に組み込まれましたっていうエンディングがある回も作ってほしいしユリウスがいない国で完結とか考えられないので、最終的にぐるっと一周してハートの国に戻ってきました、っていうの作ってほしいなあ。


ジョーカーエンド

 贖罪の水底。えぐ。ジョカアリのときのエンドもこんな感じなの?!ホワイトさんこわ〜。
 ジョーカーは管理側で、囚人のアリスに罰という罪悪感を延々とあたえるのが役割って感じか?自分を許すことができれば(=罪悪感に囚われなくなれば)抜け出すことができる。
 時間の国の住人はアリスに罪悪感に囚われてほしくないからジョーカーのことを毛嫌いしてるのね。罪悪感を抱くってことは元の世界に未練があるってことだから。
 とてもよく理解できました。


総括

 時間の世界の住人に近づくほど、キャラの過去の時間を垣間見れるようになる
CERO:Cになったからかアリスのネグリジェがエプロンスカートのエプロンないバージョンで統一されてたのが思いがけず笑った。Dならキャミソールだった。→ルイスとかのルートでキャミソール+ニット姿あった!

 だいたい共通√で5時間、個別√でそれぞれ5時間って感じかな?おおよそボイスはスキップせずに聴いて、たまにオートモード使ってました。

 スペアリ白終わってしまった〜!!スペアリ黒が発売されるまでちまちまクローバーの残りとダイアリ・ミラアリやります。
 ジョカアリは古き良きターン制が耐えられそうなら…………無理かもだけど…………。
 お疲れさまでした。

ハートの国のアリス 〜Wonderful Twin World〜 全ルート感想 ネタバレ有り

 はるか昔にPC版ハトアリ・クロアリをやった女が、スペードの国のアリス発売までにPSP版ハート(新装版)、クローバー(新装版)、ジョーカー、ダイヤ、ミラー、ツインまでをフルコンプしたいなあと始めたプレイ感想記事。
 PSP版ハトアリはHome ENDはコンプ済み、Visitorを進めつつもハートFDと聞いていたツインを我慢できずにプレイしてしまったので、メモに書いた勢いそのまま載せていきます。
 情報整理したくて色々書いてるからツイアリに限らずアリスシリーズ全般ネタバレ注意。
 PC版当時の推しはボリス、今はブラッド=デュプレに瀕死にさせられている。
 攻略順は感想書いてある通り、帽子屋→ハートの城→遊園地→時計塔→夢魔の順。

ブラッド√(4/13)

 なんと言ってもやっぱりビバルディENDでの、ブラッドとビバルディの過去が明らかにされた部分が見どころだった。壮絶な過去すぎて唖然とした。無理。
 ブラッドは元余所者だけれど、もう遠い昔のことだから本人は自分が余所者だった頃のことは覚えていないとか、余所者から役持ちになれるとか、ビバルディのように余所者(当時のブラッド)が望んだから、時間を“凍らせた”ときのコピーとして顔なしに近い存在で時間の国に出現、当時のハートの女王(これも憶測だけどブラッドにとって、アリスにとってのペーターのような存在だったと思われる)がブラッドの願いを叶える形(当時のブラッドは余所者だから役持ちに好かれる!)で顔なしに近い存在だったビバルディを次期女王に指名したとか!!!!!!
 ブラッドがエリオットを殺す約束をしているのは、大切なエリオットを殺せるなら、(偽物とはいえ愛している)姉ビバルディも殺せるだろうと思っているからとか、そもそもエリオットが「代えのきく人間なんていらない」と主張していることから、自分が偽物のビバルディ(本物の姉の代用)を時計の国に出現させてしまったことの戒めとか。
 時計の国にこれたのはあのとき(貧乏貴族だった親が金のために上位の貴族に姉を売ったとき)「時間が凍ればいい」と願ったブラッドだけで、現実のビバルディは恐らく連れて行かれた先で悲惨な目に遭っているだろうとか、ビバルディが女王になったのも結局は彼女が望んだことではなく、“あのとき”とデジャヴする状況の上で成り立ってるとか、そんな中で皮肉にもビバルディが恋をしたのがキング(身売り先の男と存在が被る)だったとか(このへんはハート無印のビバルディ√が原典)。
 全てが重すぎた。つらい。

 ビバルディENDは一番最後に回収したんだけど、それまでの2つのエンディング吹っ飛んだわ……ブラッド=デュプレ!!!!!って何回叫んだかわからん。
 他の2つのエンディングも甘々で、特に別宅を買った理由が、アリスをマフィアのボスでない、ただのブラッド=デュプレの妻として過ごさせるためだったっていうのがもうブラッド=デュプレそういうとこだぞ!!!!!!!
 ブラッドデュプレほんと……なんなの……好き………………。
 元々ハート無印の方だと薔薇園ENDが限りなく至高に近いレベルでだいすきだったからビバルディENDも満足しました。ブラッドの中でもはや薔薇園を構成するものの中にアリスが組み込まれてしまっているという。好き。
 過去を知られたからには殺すつもりだったけれど結局そんなこと出来ないブラッド。最後の最後、アリスを抱きしめて眠るブラッドとそんな二人のそばに座ってアリスの頭を撫でるビバルディとかいう最高の(それこそ時間が凍ってしまえばいいと思えるほどの)シチュエーションで幕がおりる感じな。これこそ薔薇園ENDの真髄だな!!と!!!!
 永遠に枯れない凍ったままの美しく咲き誇る薔薇と、表向き殺し合う関係の、他人には誰にも知られてはいけない姉と弟の迎合。ブラッドとビバルディにとってあの薔薇園は姉弟に戻るための場所でもあるし、永遠に進まない時間の中で揺蕩うための場所でもある。はあ、尊い

 いやしかしこれでアリスが顔なしになってしまう可能性が浮上してきてしまった。
 あと余所者も役持ちになれるということが発覚。これに関してはダイヤミラーのエース√で示唆されてたのかな?未プレイなので分からないのだけれども。
 いやまずブラッドが余所者だったというところから始めたい。ということは役持ちも顔なしもみんな元は余所者説ありますね??!!
 ビバルディENDが受け止めきれなくて衝動的に書いてしまったけど、できれば日記的な感じで書いていきたい。
 ハート無印、Visitorのエンディング回収あんま終わってないままだけどあれって新装版の追加コンテンツだからやらずにクローバー進めても大丈夫だよね……?
 いうてユリウスとかナイトメアとか真相√に繋がるキャラのエンディングあんまり覚えてないからシーン回想でちゃんと読んだ方がいいと言うのはある。
 他のひとの感想とか色々読んだけど、アリスがエプロンドレス着てるのって、アリスが、エプロンドレスを着ていた当時の思い出に浸っていたor夢を見ていた状態のときにペーターに時計の国に引きずり込まれたからなんだな??!!服装は思い出のままだけど、アリス自身はもうとっくに成長した女性だから、性格は超クールなのにも納得した。
 ハート無印真相ENDで元の世界に帰ったアリスが“顔なし”として描かれているの、“誰かの特別になりたい”と願っていたアリスが元の世界では結局は特別にはなれなかったことを暗示していてとても辛いですね。


ダイヤの国での「役持ち=(辛い別れを経験した)元余所者」という仮説があり、かつ劇場版では馬車が走り出してすぐビバルディ側も「時間が止まれば良いのに」と呟いているんですよね。
http://aliceaquablue.blog.fc2.com/blog-entry-3.html


 まじか。

 とりあえず次エリオット√いくわ。


エリオット√(4/13)

 ウサギになったエリオットかわいすぎか???
 ブラッド√のエンディングでエリオットがウサギになってブラッドが紅茶吹くシーンあってめちゃくちゃ笑ったから、エリオットがウサギになるのは知ってたんだけど可愛すぎた。
 なんだあの小動物は。
 男らしさがテーマでエリオットも頑張ってたけど、好きな人のカッコよさ=可愛さなんだよな、わかる。
 重たい話はなくってさっぱりすっきり甘々って感じだった。ハッピーな√で糖分頂きました。


ハンプティ&ダンプティ√(4/13〜4/14)

 間違いの時間ENDが辛すぎた。もともとディーダムが好きだったのもあるから、まず双子がディーとダムじゃない時点で非常に躊躇いを感じていたんだけど、このエンディングで「お姉さん」って呼んでくれる双子がいない軸だっていうのを再認識させられた感じ。
 クレイジー・ストームは狂っていることを自分は認知できないっていうものだけど、そもそも今いる時間軸が狂っていると、元からそこになかったはずのものにはクレイジー・ストームは影響しない。=ハンプティとダンプティにはクレイジー・ストームの影響がない。
 冒頭でアリスが門を潜ってしまったことによって、狂った(正確にいうとずれた?)時間軸=双子の門番がディーダムではなく、ハンプティダンプティの軸にアリスが行ってしまったってことだよな。
 で、その軸は元から双子の門番=ハンプティダンプティだから、他の住人は双子が違うだなんて気付かないし、アリスも違和感は覚えるけど狂ってしまった軸に自分から入ったから気付けない。は〜〜辛すぎ。自分が忘れていることすら気付けない。
 でもあの門を潜らせたのってペーターだよね……?違うのかな?

 まあそれは置いておいて、結局卵とキングについては明かされなかったな……?他の√で繙かれるのかな?
 何か秘密や願望を心のうちに秘めているひとがキングになる素質があって、王座にたどり着くとその秘められた殻が割れることによって卵(ハンプティとダンプティ)が孵り、秘密や願望を解き放つ。
 うーん、わからん。

 次はハートの城メンバーいきます。


ビバルディ√(4/14)

 めっっっちゃ好き。友情なのになんでこんなに甘いの???他のキャラよりもこう、甘酸っぱいきゃぴきゃぴした甘さがあって最高だった。他の√はすぐセッに持ち込もうとするからな!!!
 ビバルディもビバルディで薔薇園ENDとなるブラッドENDがあるんだけど、そこでビバルディがブラッドに対して惚れた女を振り向かせられない〜云々言って舌打ちするブラッドっていう構図がもう大好きすぎた。完全にブラッド→アリス♡(友情)ビバルディじゃん。だいすき。
 帽子屋に滞在してブラッドと恋愛するより、ハートの城に滞在してビバルディ√を進みつつブラッドと恋愛した方が絶対良い気がする。(帽子屋滞在だと恋愛より先に体の関係に持ち込まれてしまうので)
 二人で夕暮れの中薔薇を見たり、手作り石鹸をつくったり、聖歌隊を聴きに行ったり、ビバルディ√がいちばんデートらしいデートしてるのでは???と思う。


ペーター√(4/14)

 なんで他キャラの√に出てくるブラッド=デュプレはこんなにかっこいいんだ?(これはペーター√)
 嵐がくることに対して不安を感じているアリスを元気付けようと、わざわざ遊園地の観覧車を貸し切りにしてサプライズするウサギさん可愛すぎるな???
 というかまさかペーターと遊園地デートするとは思ってなかったお前かわいすぎる、話は通じないけどかわいすぎる。かわいいウサギさんだよほんと。


エース√(4/14)

 わたしほんとこう何考えてるかからっきしわからんみたいな人が苦手なんだと思う。エースくんまじで苦手なんだよなあ。
 他の人の感想で病んでないエース(絶滅危惧種)とか言われてて笑った。クローバーもボリスとディーダムぐらいしかやってないから、クローバー以降のエースが激病みしてるらしいということしかしらないんだけど攻略できるのだろうか。
 平川大輔のリップ音がエロいっていうのは全体を通して言える。
 ちょくちょく出てくるボリス(若)が可愛くてはやくボリス√やりたくなった。

 最後までやったけどわかった、エースって本当にこっちのこと好きなのか分からないとこが苦手なんだわ。体の関係と執着なんじゃねぇの?って疑ってしまう。君を傷つけていいのは俺だけ、って完全に独占欲まるだしだけどそれが恋愛感情かどうか怪しい気がしてしまうんだよなあ。
 爽やかな笑顔の裏で嫉妬しまくりっていうのは好きポイントなんだけどそれが愛情かわかんねーよ!っていうところな……。ただの執着にしか思えないのほんと……エース……。
 監獄シーンは非常に興味をそそられたので早めにコンプしてクローバー→ジョーカーとやりたい。

 次は遊園地メンバーだよ!!!!


ゴーランド√(4/14〜4/15)

 あまい!!!!!!あますぎる!!!!!ゴーランド√はほんと甘いし愛されてる実感湧いてすこ。
 そして妙に出しゃばるペーター。
 幸せいっぱいの甘くてハッピーなストーリーだった。エースのあとにゴーランドやると温度差で風邪ひきそう。


ボリス√(4/15)

 まさかまたここでディーとダムがいないということを再認識させられるとは……いやそうだよな……ボリスだもんな…………。
 ボリスアリスディーダムでお昼寝してるハートのときのスチル出てきて、ディーとダムのとこだけ黒く塗り潰されてるの見て泣くかと思った……つらい……。
 それからハンプティのせいでプチ監禁な!!!シチュエーションとても好みだったけれど!!!
 ハートの城メンバー√やってたときにも思ったけど、そういえばボリスって扉を繋げられるんだったな〜と。たしかクローバー初出だったよね。たしか。
 
 最後までプレイしたけどクレイジー・ストームでボリスが若返るの、他キャラよりあんまりストーリー本筋には関わってこない感じだったな。どちらかというと手錠と監禁がメインだった。好き。
 話の中で卵のことについてちょこっと触れてた(ボリスが表で接触してくる卵に対して敏感になってたりとか)けど、結局双子√でも明かされてなかったし次作に持ち越しってつもりだったのかな?まだ真相本命どころのユリウスとナイトメア残ってるけども。
 ただツインの看板ストーリーはどう考えてもブラッドだろうな。
 ボリスの好きだから失うのが怖くて不安になるみたいな感情を描写してくれるの、PC版をやってた当時好きだった部分を想起させられて最高だった。ボリス好きだ。

 次はユリウス!


ユリウス√(4/15)

 奥さん!!!!!奥さんですってよ!!!!!ユリウスはどっちのエンディングも好きだったな〜。
 ペーターとかブラッドとかと同じように、攻略対象じゃないと気付けない狂いだったし、まさかあんな直情的になるとは。甘さもたっぷりあったし、嵐の影響をガッツリ受けたストーリーとブラッドは味わえない夫婦の甘さが出ててしあわせ〜という感じ。
 ペーターと愛の謳い文句合戦やってるところはかなり笑ったし自転車全力でこいでるユリウスめちゃくちゃ可愛いからぜひまた狂ってほしい。
 あとツイアリで一番着衣がはだけているスチルがユリウスだとは思っていませんでしたまる。


ナイトメア√(4/15)

 ナイトメアーーーーーーーーーッッッ!!!!!!えっ好き。嵐の狂いに乗じて現実で会いにきてくれてしかも扉使ってクローバーの自室に連れてってくれるってマ????やばすぎ、好き。

 oh……夢だったんけ…………いやそうだよな流石に国を越えるの嵐だからといって難しかったよな……ボリスもビバルディのこと別の国に逃がすのはペナルティマシマシって言ってたもんな……。ぴえん。でもナイトメア好き…………。
 え〜〜ナイトメア最後にやって良かった。途中で卵のこととか嵐のこととか思わせぶりに説明してくれもしたし、まあ納得はできる、か???くらいにはなった。


総評

 自分が書いた感想改めて読み直すとウサギ2匹と侯爵の文章量が少なくて笑ってしまった。なんだろう、ここの3人は最初から最後までシナリオが甘くて、ウサギかわいいな〜って思ってたのと特に引っかかった部分がなかったのもある気がする。話の通じないウサギさんと割と常識人な公爵。
 結局卵については、ナイトメア√で多少なりとも説明されたとしてもかなりぼかされてたからな〜。

 今さらちゃんとスペードの情報見てたけどスペアリってペーターいないんだね???いないといないで寂しいだろうなあ……。
 とりあえずハートのVisitor ENDを回収しつつ、次はクローバーやります。クローバーはPC版だとボリスとディーダムあたりしかやらずに結局積んでしまったから、実質ハートしかプレイしてないな?
 スペード発売までまだまだかかりそうだしのんびり頑張りまーす。

Cord:realize 全ルート感想 ネタバレ有り

まず言いたいことは、乙女ゲームが好きならばCord:realizeは絶対にプレイするべきソフトだということである。シナリオが良い。音楽が良い。この1本で全てが完成している点がなにより魅力的だった。各ルートに散りばめられた伏線をしっかり隠しキャラルートで回収していく、その広げた風呂敷をするすると滞りなく畳む手際は見事としか言いようがない。

わたしが乙女ゲームを購入する際の基準というのが第一にストーリーの良し悪しなのだが、この乙女ゲームは本当に素晴らしかった。以前プレイした中で好きな乙女ゲームを挙げると、CLOCK ZERO、AMNESIA、Black Wolves Saga、夏空のモノローグなどがあるから、興味のある方はぜひそちらもプレイしてほしい。

ちなみに主人公のデフォルトネームはカルディアなのだが、変更せずにプレイするとキャラが名前を呼んでくれるのでとてもおすすめしたい。

 

以下、攻略順に感想。はじめの3人は3月頃にプレイしてから、いまこれを書いているため間違っている部分があるかもしれない。

 

▽インピー(cv.森久保祥太郎)

なにが凄いってどのルートへいってもインピーの場を和ませるパワーが損なわれていないところである。彼を一番はじめに選んだのは、わたしの歴代好きなキャラクターの中に、彼のような、おちゃらけ・にぎやかしキャラが少なかったからだ。それからCord:realizeの購入を検討していたときに別の方のレビューを読み、そこにインピーが他のキャラよりもハッピーな気持ちになれると書かれていたのも一因である。わたしはハッピーエンドよりも、切なかったりメリーバッドエンドだったりが好きだから、フルコンプするにあたりはじめに片付けてしまおうと思ったわけである。

結論。インピーまじ天使。これに尽きる。はじまりから終わりまで、インピーとならしあわせな時間を過ごせる。笑顔伝播人間インピー、またの名をシリアスクラッシャーともいう。カルディア自身、なかなか壮絶な運命を背負っていて彼女を巡って度々陰鬱なシーンが描かれるのだが、そのシーンが重たくなりすぎないためにインピーが生まれたのではないかと言っても過言ではないほどである。

わたしが好きなのは研究所に潜入してフィーニス(カルディアのことを姉さんと呼び、捕まえようとしてくる男の子)と対面する場面。完全な個別ルートに入る9章まではカルディアは誰とも想いは通じていないのだが、共通ルート内に反映される個別シーンのインピー。

インピー「俺の彼女に手を出すな!」

カルディア「彼女になった覚えはない」

インピー「俺の彼女になる予定の子に手を出すな!」

カルディア「今のところその予定もない」

うろ覚えだがこんな感じのやりとりをしていて(カルディアを捉えようとしているフィーニスの前で)、インピー最高!!!かわいい!!!好き!!!!とならないわけがなかった……。

トゥルーエンドではいちゃいちゃする二人を思う存分堪能できるし、ノーマルエンドではインピーが(恐らく)死んでしまった世界で力強く生きていこうと決意するカルディアの姿を拝める。

Cord:realizeが好きな理由をもうひとつ挙げるとしたら、このトゥルーエンドとノーマルエンドの落差だ。片や壮絶な試練をふたりで乗り越えて幸せな生活を営むエンディング、片やどちらかが欠けてしまった世界で一歩を踏み出すエンディングとなっていて、捉えようによってはノーマルエンドはバッドエンドなのだ。ただ普通のバッドエンドもいくつか用意されていて、そちらにはノーマルエンドにあるような僅かな希望すらない。はあ、たまらない。(ただのバッドエンド厨)

下に書くヴァンは、エンディングに近付くにつれとても重たいストーリー展開になるため、はじめにヴァンを片付けてから糖分補給としてインピーをプレイするのも良いと思う。

 

▽ヴァン(cv.諏訪部順一)

CVとそのキャラクター性で、なんど某運命作品にでてくる正義の味方だと空目?空耳?したことか!わたしが一番好きだったシナリオは彼のものだった。はじめは敵として登場するものの、仲間になって徐々にカルディアに見せるデレと通常時の冷静で皮肉屋な部分とのギャップにやられた。こいつはずるかった。たしか4枚目か5枚目のスチルで夜空を背景にこちらを見据えるヴァンのものがあるのだが、このスチルの際のストーリーがとても好きで何度も読み直して泣いた。「俺がいつ仲間になった?」とか言っちゃうヴァンが愛おしい。そのスチルの苦しげな表情でそんな否定的なこと言われても絶対に信用なんてするものか!!!!ほんとは仲間だって認めてるんでしょう!!!知ってる!!!!

ヴァンのストーリー展開が好みだったのは、そういう展開を多数嗜んできたからか、途中からなんとなく先が読めてしまったからかもしれない。ヴァンは共通ルートでもハードな過去と一悶着あるのだが、個別ルートに入った瞬間にそのハードさが目に見える速度で加速するのである。「こういうことなのかな、でもそうであって欲しくない」というストーリーをひたすらなぞっていくヴァン。涙で画面が見えない。

カルディアが危機的状況に陥ったときに助けるタイミングもまさに正義の味方。あなたの登場を待ってました!!と全力で喜んだ覚えがある。王道をいくからこそ胸にくるものが多くあった。

 

▽フラン(cv.柿原徹也)

声と見た目がめちゃくちゃ好みなフラン。バックボーンからビジュアル、ボイスまで何もかもが好き。SUKI。天才錬金術士で、過去に開発した毒ガスにより大量虐殺を生み出してしまい、その過去と決別したい優しいひと。あの綺麗な立ち絵でフランにやさしい言葉を掛けられて好きにならないひとがいるだろうか、いやいない(反語)。

カルディアの身体の毒を唯一自力で治してしまう凄い頭脳を持っている。そしてその結果誰よりもはやくカルディアとキスをする(たしか)。フランとカルディアがおでこを突き合わせて微笑みあっているスチルの威力は凄まじかった。フランは共通ルートでエリザベス女王との対決(キャットファイト)があるのだが、この場面はいつも柔らかい笑顔で話し掛けてくれるフランが苛烈に女王に立ち向かう姿を見ることが出来てとても幸せだった。錬金術(≒科学者)だからといって戦闘が出来ないわけではなくて、催涙ガスや睡眠ガスなど多種多様な色の試験管を両手に敵とやりあうシーンも注目したい。

 

▽サン(cv.平川大輔)

全ての全容が明らかになって、物語りの根幹に深く関わるようなストーリー展開だった。彼を最後にもってきて良かったと思う。他ルートでいまいち何をやっているのか掴めなかったサンだけれど、アイザックのことや世界のことについてするすると紐解かれていくのはプレイしていて新たな発見があって面白かった。それからサンの泣き顔!あと個別ルート入るまでずっとサンは糸目キャラだと思ってたのに!!!個別ルート入った瞬間糸目じゃなくなる!!!サン!!!!好き!!!!!平川さんの甘く諭すようなボイスと相まって色気が半端なかった。

 

▽ルパン(cv.前野智昭)

怪盗紳士、最高。この一言に尽きる。カルディアとルパンはあの屋敷で出逢ったときから結ばれる運命だったんだなあとしみじみ思う。全てのルートを攻略してからのルート解放キャラなだけあって、美味しい要素全部詰め込みました!Cord:realizeはルパンのためにあるような物語です!といっても過言じゃないと思う。要素を全て詰めたからといってシナリオが雑なわけじゃなくむしろキッチリ伏線回収していて、ルパンルートが終わって振り返ってみると本当に素晴らしい乙女ゲームだったなあと思えるようなものになっていた。

 

 

最後に近付くにつれて感想量が減っているのは自分でも笑うけれど今回はここまで!次は剣が君 for Vをやろうと思ってます〜!

ちなみにCord:realizeの個人的におすすめな攻略順は最後にサンをもってくること!あとの3人は糖度が高いキャラから順に、インピー、フラン、ヴァンだと思っているので、そこを考慮しつつって感じかなあ。

 

剣が君やるぞーーーー!